宣伝の文句も、初期は「スポーツカーとSUVのいいとこ取り=スポーツビークル・フォレスター」っていうノリだったのに、新型は「ワゴンとSUVのいいとこ取り」に変わりましたからねー。背が高くなって、長くなって、立派になったけど、スポーツ性能ということで言えばどうなんだろうか?
今も、初期型フォレスターのパンフレット持ってるけど、「背が高い車だから、重心が高くならないように、ボディーの強度を確保しつつ、軽量化しました。」と、淡々と書いてあります。スバルは、旧型の高さに抑えるために、細心の注意を払っているのがわかります。室内を広げるために、安易に車高を上げることを避けているのです。走りの基本性能を、きちんと確保したいからです。1550ミリでも、重心が少しでも低くなるように配慮しています。
たとえワゴンスタイルであっても、そこは、こだわり通してきたのがスバルだったと思います。頑なに水平対向エンジンの縦置きレイアウトで車作りに取り組んできたのも、原点は「走りのいい車」をめざしてきたからだと感じていました。多少保守的であっても、職人肌のエンジニアがいるから頼もしいなと感じていました。
R2あたりで、機能性よりもデザイン重視といった、ある種の冒険というか方針の転換があったように思います。たしかに企業ですから「売れてナンボ」。利益を生み出すためには、妥協も必要だと思います。でも、自分としては、あくまで機能を追求していってほしい。その機能性という意味が、利便性なのか走りの性能なのか、やはり意見は分かれるでしょう。
でも、オールドファンにしてみれば、4WDの走りと実用的で堅牢な車作りにスバルのオリジナリティーを感じてきた。それが本物志向だったと思うんです。利便性・快適性能より、基本性能を求めてきた訳で、快適になったとしても、なんだか背が高くて安定感がなさげな車になったなと思ったら、コアな客層は離れていきますよ。僕も、たぶん、新型は買わないです。
狭い日本の道路に、そんな大きい車はいらんでしょう。多少窮屈でも、もっとコンパクトでキビキビ走る車がいいと思うけどなー。
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